都議会だより

平成25年度第1回定例会において、2月27日山﨑一輝都議が一般質問に立ちました。 主な質疑応答は次の通りです。


<オリンピック・パラリンピック招致について>
山﨑一輝都議
1月31日発表の支持率調査では賛成が73%となった。次の大きな関門は来日が目前に迫ったIOC評価委員会への対応だ。この重要なIOC評価委員訪問を成功裏に導く知事の意気込みは。

猪瀬直樹東京都知事
来日する委員には、東京の計画の優位性と運営能力の高さ、洗練された都市としての魅力を理解してもらうことが重要だ。東京都だけではなくて、政府もスポーツ関係者も一丸となって熱意を訴えて、IOC評価委員会から高い評価を獲得することを目指す。

<港湾機能の強化について>
山﨑一輝都議
都はさらなる国際競争力の強化に向け、港湾計画の改定作業を始めたと聞いている。港湾機能のみならず、防災、環境、観光など幅広い視点から将来を見据えた計画とすべきだ。 港湾計画改定の方向性は。

多羅尾光睦港湾局長
今回の改定に当たっては、東京港の国際競争力の強化はもとより、東京の安全・安心、環境、歓光等の視点が重要と考えている。既存コンテナふ頭の再編整備や効率的な交通ネットワークなどのさらなる港湾機能の強化に加え、MICE等の都市機能との調和、防災機能の強化、水辺空間のにぎわいや緑の創出などの検討を進め、平成25年度末を目途に計画改定に取り組んでいく。

<私立幼稚園の防災備蓄倉庫の整備について>
山﨑一輝都議
我が党の要望を受けて、都が来年度予算案に備蓄倉庫の整備費補助を計上したことは評価できる。備蓄に必要な大きさや機能などニーズはさまざまであり、補助の実施に当たっては実態に的確に対応できる制度にすべきだ。

小林清生活文化局長
この制度では、新たな倉庫の建築や既製の倉庫の購入、設置に対する補助に加え、園舎の一部を倉庫に転用する改造工事や、大きな揺れの際に物資の散乱を防ぎ、取り出しやすくする棚の設置工事などを補助対象とする。

<防犯カメラの設備更新について>
山﨑一輝都議
防犯カメラが地域の安全・安心に果たす役割は大きいが、設備の老朽化により更新が必要となってきて地域にとって大きな負担となっている。支援について都の見解は。

樋口眞人青少年・治安対策本部長
来年度の予算において、防犯カメラ等の整備に対する補助事業について、設備の新設、増設及び更新に対応できるよう、今年度予算に比べて39.1%増の1憶6220万円を計上し、地域による防犯カメラ等の整備を支援する。

このほか、臨海副都心MICE、国際観光拠点化の取り組み、東部低地帯の耐震対策、中小企業の防災対策など質問は幅広い分野にわたりました。